スギ花粉が飛散する時期になると町が マスクをした人だらけになるのは、すっかりお馴染みの光景になりました。しかし、 花粉症に悩まされていても一向にマスクを使用しようとしない人もいます。
そんな人たちの中には「 花粉は物凄く小さなもので、マスクなんかしたって鼻に入ってくるのを防げない。だから、マスクなんてしたって意味がないんだ」などと言っている人もいます。では、それは本当なのでしょうか?
結論からいえば、それは間違いです。花粉の侵入を防ぐためにマスクを使用することの有効性については、様々な医療機関や研究者が検証を行っていますが、そのほとんどが有効性を認めています。また、厚生労働省も花粉症対策としてマスクの使用は有効であるとしています。
ただ、せっかくマスクを使用しても、その使い方が正しくないと、その効果が低くなってしまいます。以下にマスク使用時の注意点を挙げていきます。
鼻と頬の間に隙間が空いていると、そこから花粉が入ってしまうので、隙間をあけないようにしないといけません。そのためには、顔にフィットさせることができるマスクを選ぶことが必要です。
マスクの内側に花粉を付着させないためには、マスクを外した時に内側を手で触れたり、何かに接触させたりしないように注意しないといけません。
マスクには当然のことながら花粉がたくさん付着しますし、鼻水などで汚れもします。一枚のマスクを何日も使い続ける人もいますが、マスクは毎日取り換えましょう。
以上のような点に注意して使用すれば、マスクは花粉の侵入を防ぐために必ず役立ってくれるはずです。
「花粉症って何なの?」の「ある年突然、花粉症になる理由」で説明させていただいているように今はまだ花粉症を発症していない人も体内の花粉に反応する IgEが一定量を超えた時点で花粉症を発症してしまいます。
花粉に反応するIgEを増やさないようにするためには、身体内に花粉を侵入させないようにしなければなりませんが、もちろんそのためにもマスクの使用は有効です。
つまり、花粉症を発症していない人にとっては、マスクは花粉症の発症を予防するために有効なアイテムとなるのです。
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